ドキュメンタリー映画「とりもどす」上映会
特別ゲスト／藤野知明監督
日本が傷つけ、うばったのは、アイヌの墓所、遺骨、副葬品、そしてディグニティ（尊厳）──。それをとりもどそうとする小川隆吉エカシ、城野口ユリフチほか大勢の人びとの姿をとらえたドキュメンタリー作品「とりもどす」の上映会を開きます。ゲストに藤野知明監督を迎え、アイヌ先住権回復運動の現状や、映画製作の舞台裏などをうかがいます。
【日時】2020年2月24日（月曜、振替休日）13:30開演、16:30終演
【会場】滝川市まちづくりセンター「みんくる」（滝川市栄町３丁目6-28）
【主催】たきかわ環境フォーラム
【共催】滝川映画サークル
【入場料】600円
【お申し込み】不要です。直接会場にお越しください。
※新型コロナウィルス感染・発症例が北海道内でも確認されています。体調に不安のある方は、とくにご注意のうえ、来場のご判断をお願いいたします。（2020/02/23）
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症についてのよくあるお問い合わせ」
ドキュメンタリー「とりもどす」
1930年代、北海道大学医学部の人類学者らは、浦河、浦幌などにあったアイヌ民族の墓を掘り返し、研究目的で遺骨を持ち去った。2012年から北大に遺骨や副葬品の返還を要求して抗議し、賠償を求めて地裁に提訴した小川隆吉さんらの活動を数年にわたって追う。集会やインタビューで当事者たちの声を丹念に集めて、遺骨を再埋葬したいと願う彼らの先祖に対する心根が少しずつ見えてくる。（藤野知明監督作品、2019年、100分）
藤野知明監督
ふじの・ともあき ドキュメンタリー作家
1966年、札幌生まれ。短編「サハリンからの声」（1996年）制作に参加。短編「八十五年ぶりの帰還 アイヌ遺骨 杵臼コタンへ」でマドリード・アジア国際映画祭2018最優秀ドキュメンタリー作品賞受賞。
